1月のゑゝ市農家見学会は、能登町宇加塚の障子農園を訪れました。
障子さんは、「MOA自然農法能登普及会」の事務局として、またMOA自然農法歴40年の農家として、長年活躍されてきた方です。
自然農法40年の田畑ー!
は、あいにく雪に埋もれていていました。
「あの辺が田んぼ。この辺が畑」。遠目で見学。
その後ご自宅前のビニールハウス内へ移り、ゆっくりとお話を伺いました。
「森のような匂い」のする土
のらくらしー大野氏曰く「空気がちょっと森っぽいというか、微生物が働いてそうな土の匂い」
ビニールハウスに入った途端目に入る、大豆殻。これは、脱穀の時期が遅くなり畑に返すことができなかったので、草抑えのために畝間に敷いたものでした。その他、ハンマーモアで粉砕した草や籾殻薫炭など、これも抑草のために敷いてあります。
土が肥えている目安となる草、コハコベが沢山生えていました。
猪対策
田んぼも畑もあちこちに点在しているので、「猪対策が大変ですね。電柵ですか?」という質問に対して、
電柵はしてないんです。杭を立てて、枡網(定置網に使う網?)を張り巡らして、空き缶を杭に紐で下げておくんです。空き缶はスーパードライ(笑)光るから。
えっ?!それで大丈夫なんですか?
ええ。大丈夫みたい(笑)。
堆肥
エンドウ豆と籾殻薫炭
「籾殻は生のものはあまり使わず、薫炭にしたり、野積みで3年程腐熟させたものを鋤き込んで使います」。
雪で見学できなかったけれど、籾殻や、茅、落ち葉を、それぞれ積んである堆肥場があるそうです。そこは、以前は納屋の中だったが、台風で建物が壊れて今は野ざらし。
ビニールハウスの前にも、落ち葉と茅がそれぞれ積んであるのを見て、「落ち葉は翌年の夏頃には畑で使えるくらいに腐熟する」という話題も出ていました。
質問は尽きないけれど、一旦おうちの中へ。MOA普及会のことや、今年のゑゝ市について、話はまだまだ続くのでした。
来月の農家見学会
2月の農家見学会は、珠洲市宝立町の「あさひ農園」船本さんを訪れます。
参加者募集
ゑゝ市の農家見学会は、出店者でなくても、農家でなくても、誰でも参加できます。無農薬栽培の田畑を見たい! 農家の日常を覗きたい! という方がいましたら、ご連絡ください。
自然農ガットポンポコ 小林